路線測量（縦断測量・横断測量）

路線測量とは一般的には道路の新設に当たってその位置を決定するため現況を調査し、調査資料に基づいて計画された位置を地上に測設し道路建設事業に必要な資料図を作るまでの測量をいいます。

縦断測量
縦断測量は、工事設計等に必要な中心線の鉛直面の断面図を作成する測量である。

横断測量
横断測量は、中心杭等を基準にして、中心点における中心線の接線に対して直角方向の線上にある左右の地形の変化点及び地物について、中心点からの距離及び地盤高を測定し、その結果に基づいて横断図面を作成する業務である。

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河川測量（定期縦横断測量・深浅測量）

河川測量とは、河川の洪水や高潮などによる災害防止のための調査や河川の適正利用、流水の正常な機能といった治水及び利水の統合的な管理に必要な資料を得るための測量をいうが、これらと同様に湖沼、海岸等における保全のための測量も含まれます。

定期縦断測量
定期縦断測量は、河川の維持管理または調査を目的とし、定期的に左右両岸の堤防及び構造物等の変動を調査するもので、水準基標を基にして、距離標、堤防高、地盤高、水位標零点高、水門、樋管、用水路および排水路等の敷高、橋の桁下高その他必要な工作物の高さと位置を縦断測量により求め、縦断面図を作成する作業である。

定期横断測量
定期横断測量は、定期的に河床の変動を調査するもので、設置された距離標ごとに左右岸の距離標を結ぶ線上で距離標を基準として横断測量を行い、横断面図を作成する作業である。

深浅測量
深浅測量は、河川、海岸等の維持管理および調査等のために必要な水底部の状況を測定するもので、水面を基準にして測深位置と水深とを同時に測定し、水底部の地形を明らかにするため、横断面図を作成する作業である。

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用地測量

用地測量とは、土地及び境界等について測量を実施し、確定測量に必要な資料及び図面を作成する作業をいう。

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・設計事務所
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また、用地測量は、次の工程により行われる。

作業計画
測量作業着手前に、測量の方法、使用する主要な機器、要員、日程等について適切な作業計画を立案する。また、測量を実施する区域の地形、土地の利用状況、植生の状況等を把握する作業。

資料調査
土地の取得等に係わる土地について、登記簿、関係資料の取得、閲覧作業。

復元測量
境界確認に先立ち、既存の境界杭の測量を実施。亡失等があれば、権利関係者に事前説明を実施した後、復元すべき位置に仮杭を設置する作業。

境界確認
現地において一筆ごとに土地の境界を権利者立会いの上確認し、境界標を埋設する。その後、土地境界確認書を作成し、関係権利者全員に確認したことの署名押印を求める作業。

境界測量
現地において境界点を測量し、その座標値等を求める作業。

境界点間測量
境界点間の距離を測量し、その精度を確認する作業。境界点間測量は、境界測量、用地境界杭設置が終了した時点で実施する。

面積計算
境界測量の成果に基づき、該当用地及び残地の面積を算出する作業。面積計算は、原則として座標求積によって行う。

用地実測図・用地平面図データファイル作成
各作業に基づき、用地実測図原図及び用地平面図データを作成する作業。